漫画を描いていると飽きる。形式や描き方が決まっていて、作業になってしまうからだ。だから初心に帰って無茶苦茶な描き方をしようと思う。
- ネームが完成していなくても作画に入っていい
- 正確な資料を集めなくていい
- 絵のクオリティはバラバラでいい
- コマ枠機能は使わず、直線ツールを使う
- 原稿はフルカラー
これが一番脳汁の出る描き方。一番最初に描いた漫画なんてぶっつけでペン入れしてたからな。今は流石にネーム→下描き→清書をするけど、あれぐらいのロックさを取り戻したい。
それに、上記のやり方が一番速く、楽しく、枚数を描けた。最初に完成させた漫画は35ページだったけど、1ヶ月ちょっとで描けた。今は絵のクオリティに囚われて、8ページに3ヶ月掛かっている。作品を完成させて発表すればそれでいいのに「下手に描いてはならない」が邪魔をする。
そもそも「絶対に上手くいく描き方」がつまらない
「今回の手法は上手くいくかな~失敗するかな~あー失敗した!試行錯誤しよ」これが楽しいのであって、確立されたノウハウは作業だ。絶対に当たるパチンコで脳汁が出るか?って話。パチンコやったことないけど。
4年間正しい描き方をしたけど、やっぱりつまらなかった
別に数ヶ月で投げたわけじゃない。2017年~2020年までは特に、漫画の形式を守って描いていた。出版社の編集さんとも、漫画の先生ともやり取りをしたし、有意義なことを沢山教えてもらった。
その上で「クリスタの漫画フォーマットは窮屈」だし「ネームを全て完成させないと作画に入れないのが苦痛」だし「何度も何度もネームが没になって、描きたいものが曲がっていくのが嫌」だった。
同人誌は良くも悪くも成果主義で、過程の指定が無い。せっかくDL同人をやるのだから、その恩恵を享受したい。